INFJはMBTIタイプ別分析で「提唱者」とされています。
内向的で考えをまとめたり、状況判断が得意とするこのMBTIタイプは、意思決定の場面においてチームの役に立つことも多いです。
今回はINFJ(提唱者)の仕事における長所・短所について紹介します。向いてる職業やキャリア構築のポイントについても解説するので、参考にしてください。
INFJ(提唱者)の仕事の長所とは?
MBTIタイプ分析で提唱型とされるINFJは、気持ちや意識が外側に向く傾向があります。周囲の空気を読むことに長けているといえるでしょう。
INFJの仕事における長所について紹介します。どのようなときにその長所が活きてくるのかも解説します。
直観力が高い
INFJの人は高い直観力を持っています。この場合の直観力とは、周囲の情報を瞬時に収集して何をすべきかを判断する能力です。
例えば、仕事でトラブルが発生して周囲の人たちが慌ただしく走り回っていたとしましょう。周囲の空気に飲まれて、自分が何をすべきかわからなくなる人もいるかもしれません。
INFJの人は、どれだけ周囲が慌ただしくなっても冷静に状況を観察できます。そのうえで、会社の利益も考えた行動が可能です。
トラブルがスムーズに解決できたとしたら、それはINFJが周囲や会社のことを考えて上手に立ち回ってくれたからといえるでしょう。
決断力がある
INFJの人は高い決断能力を持っています。素早い判断と行動が可能です。
例えば、会社のプロジェクトで運営方針について揉めていたとしましょう。多くの人たちは最終的な決定が下されない限り行動は起こさないでしょう。
INFJの人は、プロジェクト全体をじっくり観察したうえでどのような行動をすればよいか決断し、行動を起こします。
ただし、ほかの人を巻き込むようなことはしないでしょう。水面下で行動を起こして会社全体にとってプラスに傾くようにします。
最終的な決断に迷った場合、INFJの行動を見ればよいと判断すると良いでしょう。
思いやりがある
INFJの人は思いやりがあります。自分のことを後回しにして、誰かのために行動できる人です。
例えば、プライベートな悩みを抱えて仕事が手につかない状態になっている人がいるとしましょう。周囲の人たちのなかには、悩みが原因で仕事が手につかない状態になっていることに気づかない人もいるかもしれません。
INFJは、仕事のパフォーマンスが落ちている人をいち早く見つけて話を聞くでしょう。誰も気づかないようなわずかな変化に気づいて行動してくれます。
辛い思いをしている人や心に負担を抱えている人にとっては、救世主のような存在になるのがINFJです。
INFJ(提唱者)の仕事の短所とは?
どのタイプの人にも長所があれば短所があります。それはINFJも同じです。
短所には、周囲に影響を及ぼすものと自分自身を追い込むものの2パターンあります。INFJは圧倒的に後者です。自分にあまり良くない影響を及ぼしてしまいます。
ここではINFJの仕事における短所についてみていきましょう。対処法についても解説するので、あわせて参考にしてみてください。
引っ込み思案
INFJの短所としてあげられる特徴は、引っ込み思案であることです。自分の意見や考えを周囲の人たちに押し付けるようなことはしません。
例えば、仕事ではトラブルやリスクにいち早く気づくのがINFJです。鋭い観察力を持っているため、これらには誰よりも早く気づくでしょう。
しかし、周囲の人たちにそれを伝えることはほとんどありません。伝えたほうが良いことはわかっています。しかし、もし間違っていたらという恐れがあるので伝えられないのです。
身近な先輩や同僚に伝えてみてください。緊張しない相手になら、感じたことや気づいたことが伝えられるでしょう。そこから上司や周囲の人たちに伝えてもらってください。
ストレスをためやすい
INFJの人は、ストレスをためやすいので注意が必要です。思いやりの気持ちが周囲にばかり向いて、自分に向かないことが原因です。
例えば、仕事でトラブルに巻き込まれている人がいたとしましょう。自分が大量に仕事を抱えている場合、多くの人は自ら助けようとせずにほかの人に伝えるなどするでしょう。
INFJの人は、大量の仕事を抱えている状態であっても自ら救いの手を差し伸べます。放っておけないのです。自分の仕事は残業や休日出勤で片付けることが多くなり、結果的にストレスがたまってしまいます。
自らを追いつめる行動は、最終的に周囲の人に迷惑をかけてしまいます。自分のキャパシティを考えて行動するようにしましょう。
こだわりが強い
実はINFJにはこだわりが強いという特徴があります。独自のこだわりが強いため、周囲の人との関係性にストレスを感じる可能性があるでしょう。
例えば、自分なりのルールや方法で仕事を進めていたとします。ある日、先輩や上司から効率がアップする方法をすすめられました。一般的にはパフォーマンスを上げるため、すすめられた方法に変更するでしょう。
INFJはルールや方法を変えることはあまりありません。失敗するリスクが高くなるなどの理由から、受け入れられないのです。
INFJ(提唱者)に向いてる仕事・適職とは?
INFJにはどのような仕事が向いているのでしょう。おすすめは長所を活かせる仕事です。INFJの持つ仕事における長所は、職場で重宝されることが多いでしょう。
そのいっぽうで、短所はできるだけ避けましょう。自分を追い込むものが多いため、結果的に周囲にも良くない影響を及ぼす可能性があります。
INFJに向いている仕事・適職について紹介するので、参考にしてください。
カウンセラー
INFJにおすすめの仕事はカウンセラーです。
直観力の高さは、傾聴の際に役立つでしょう。クライアントの多くは何らかの問題を抱えていますが、本人は何が問題なのかわかっていません。直観力の高さが、会話に潜んでいる問題に気づかせてくれるでしょう。
また、思いやりのある性格もカウンセラーをするにあたって重要な特徴です。相手の心に寄り添い、それでいて的確にアドバイスするには思いやりの深さが重要な鍵を握っています。
心根の優しいINFJは、カウンセラーに必要な素質を多く持っているので仕事で苦労することはあまりないでしょう。天職といえる仕事です。
介護士
介護士もINFJに向いている仕事といえるでしょう。
介護を必要としている人たちは、身体に何らかの不便を感じている人たちです。なかには自分で思うようにできずに苛立っている人もいるでしょう。
そのような人たちに接するには、思いやりの気持ちが重要です。相手の立場に立って行動することが、介護を必要としている人たちの支えになります。
INFJは強い思いやりの気持ちを持っているので、介護士として活躍するでしょう。相手の立場に立った言動は、気難しい人の心も溶かすかもしれません。
またINFJの思いやりは周囲の人たち全員に向けられるため、職場でも重宝されるでしょう。
医療事務
INFJの人には、医療事務もおすすめします。
医療事務の仕事は、病院で請求書を発行するだけではありません。窓口業務もあり、さまざまな患者さんと接します。
病院にやってくる多くの人は心身ともに弱っているので、思いやりのこもった対応が必要です。INFJの人の思いやりの強さが役立つでしょう。
また、小さなクリニックでは待合室で待っている患者さんにも気を配る必要があります。調子が悪そうだと感じたら、看護師さんに伝えて奥の部屋で寝て待ってもらうなどの対応も必要です。
INFJの長所である直観力や決断力の高さは、大いに役立つでしょう。
INFJ(提唱者)のキャリア構築アドバイス
INFJの人がキャリアを構築するためには、以下のような点を意識してください。
- チームワークで取り組める内容がおすすめ
- 長所が活かせる仕事に就く
- ストレスがかかる環境は避ける
一番気をつけたいのは、にストレスをためやすい環境は、体調を崩す原因になるので注意してください。自分の機嫌を取ることもあまり得意ではないので、できるだけ避けましょう。
長所が活かせて、チームワークで取り組める仕事をおすすめします。INFJの人にとっての仕事での励みは、周囲の人たちの感謝です。複数の人たちと接しながらの仕事は、やる気やモチベーションをあげてくれるでしょう。
INFJ(提唱者)は人のためになる仕事に就こう
思いやりの強さでは群を抜いているINFJは、人のためになる仕事をすることで素質がいかんなく発揮されます。多くの人たちに救いの手を差し伸べられる仕事に就くと良いでしょう。
また、単独行動が多い仕事はやる気を感じない可能性があります。ダイレクトに感謝の気持ちを感じられるような仕事を選んでください。
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